"Momento"を追いかける無料アプリ"Patchlife"とライフログアプリの未来

複数ソーシャルサービスへの投稿をひとつにまとめて見ることができる"Momento"。
洗練されたデザインに魅せられて、長く利用しているアプリのうちの一つです。
しかし最近、かなり機能が近い"Patchlife"という無料アプリを見つけました。今日はふたつのアプリを見比べながら、ライフログアプリの進化を予測してみたいと思います。

"Patchlife"

"Patchlife"はアカウントを作成しソーシャルサービスとの連携設定をすると、アプリ内から各サービスへの投稿を確認できるようになります。
荒削りではあるものの、カレンダー形式で投稿数を、デイリー形式で実際の投稿を表示することができます。

ウェブ版"Patchlife"

実は"Patchlife"はウェブサービスで、アプリの最初に作成するアカウントもこのサービスのアカウントなんです。
私はアカウント作成もソーシャルサービスとの連携設定もウェブからしてしまいました。
ウェブ版のカレンダー表示はiPhoneアプリよりもカラフルで、ずっと見やすいですね。

"Patchlife"の連携サービス一覧

"Momento (Diary/Journal)"


さて、追いかけられている"Momento"ですが、現状は"Patchlife"より使い勝手がいいです。
しかし、アプリは進化します。"Momento"は素晴らしいデザインだからこそ、機能も見合った進化を遂げて、ずっと使い続けることができるアプリでいてほしいなと思うのです。


特筆すべき機能:"Patchlife"にはありません

  • パスコードロック
  • デイリー表示のtwitpicサムネイル表示
  • デイリー表示のInstagram写真表示
  • 取得する情報へフィルター機能:特定のタグがついたツイートや、会話を除外するなど

"Momento (Diary/Journal)"の連携サービス一覧

あらゆるアウトプットをライフログとして残そう!

もう一度言っておくと、"Momento (Diary/Journal)"と"Patchlife"を使ってみて、現状は"Momento (Diary/Journal)"の方が実用的だなと思います。
なぜなら「振り返りやすい形であること」が非常に重要でそこにこういったアプリの意味があるからです。ただ逆に言うと、"Momento (Diary/Journal)"が勝っている部分というのは見た目だけになってしまいがちだなという印象。


ここからは私の要望になってしまいますが、ライフログアプリの未来を少し書いてみたいと思います。

あらゆるサービスへのアウトプットを保存したい

アウトプットは複数のサービスへと、さらにテキスト投稿以外にもいろいろな形へと散らばっていきます。それをまとめるのが、ライフログアプリに求められる役割ですよね。

あらゆるデバイスからみたい

"Patchlife"が"Momento (Diary/Journal)"より一つ進んでいるのはこの部分。ウェブサービスにしていることで、パソコンからでもチェックできます。

いつまでもみたい

Twitterの保存ツイート数には限りがありますが、自分のログを振り返る時にそこまでしか振り返れないなんて、それじゃ寂しいですよね。せっかくウェブサービスにするなら・データを一度取得したのなら、いつまでも見ることができる形になっているのが理想です。

自動的にバックアップをしてほしい

私はこのアプリ以外に"twieve"というサービスを使って、1日1回Twitterへの投稿をEvernoteに保存しています。これが、"Momento (Diary/Journal)"で管理しているデータでできたら…。"Momento (Diary/Journal)"内で表示される見やすさのまま、自動的にバックアップされたらどれだけ素晴らしいことか。


以上の4点が、今後のライフログアプリに期待している部分です。
有料アプリの"Momento (Diary/Journal)"が"Patchlife"に圧勝し続けるためには、こんなアップデートが必須じゃないかなぁ。


というわけで、「日記って面倒!」「TwitterとかFacebookとかいろいろやってるんだけど…」という人はまず無料の"Patchlife"を試してみてはいかがでしょうか。勝手に日記が作られていくこの感覚、味わってみてください!


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