Xがギスギスした場であるという事実を否定する人はもういないと思う。
でも諦めずに少しだけ能動的にXで動いてみると、快適な過ごし方もわかってくる。人生は自分の力で面白くするしかないのと同じように、ただそこにいるだけで楽しめるSNSというものもないようだ。
Xで楽しく過ごす方法
2024年の後半、Xでドラマや映画の感想をポストしはじめた。
トラベルナース #中井貴一 さん
— まお@ミラティブ (@spring_mao) 2024年10月20日
光る君へ #佐々木蔵之介 さん
このお二人が出演されている #母の待つ里 が素晴らしかった…
困惑している子どもたちを、一瞬にして温かい気持ちにさせてくれる宮本信子さん演じる母ちよが圧倒的
NHKオンデマンドでしかみれないのかな…本当にもったいない… https://t.co/EWH5mAxnnm
そうしていると、Xのおすすめに俳優さんのポストだけでなく、その俳優さんを好きな方のポストが流れてきたり、作品を作ったチームの方のポストが流れてくるようになった。
脚本家の方やプロデューサーの方がXを持っていることも珍しくない。
流れてきたポストをきっかけに過去の出演作を見たり、新作と過去作の共通点や制作チームなどにも注目できるようになったりして、作品単体として味わう以外の楽しみ方が広がってきた。
Xは "ユーザーが発信すること" が1番興味度が高いと判断して、おすすめに関連コンテンツを出しているんだろうと思う。
これまでの雑多なおすすめが、自分の好きなコンテンツや俳優さん、制作チームなどのことで埋め尽くされるようになって、Xを開くのが今まで以上に楽しくなった。
そうそう、不快なコンテンツに対して "興味がない" を定期的に表明するのも大事。これを少しでもサボっていると、またおすすめが汚染されてしまう。
一度でも "興味がない" ってしたんだから、もうそういうコンテンツ出さないでくれよって思う気持ちがないわけでもないが、人間の好みや興味には変化がある。
Xはわたしの変化の様子を伺ってくれてるんだな、ぐらいに大きく構えて、やさしくそして厳しく "興味がない" とまた教えてあげればいい。
2024年は、Xに対しての向き合い方が定まったのがとてもよかった。
「好き」を言語化する技術
Xで楽しく過ごすコツは、自分が好きなことをいっぱい発信することだ。
それがおすすめに跳ね返ってくる。
だったら、好きなことをもっと上手に発信していく方法を磨きたいという気分になった。
2024年はkansouさんの本を読んで、ブログ頑張るぜ!と意気込んだが、途中からドラマとXに夢中になってしまった。結果的に好きなことの発信数は増えているし、この本に背中を押してもらったことにはかわりない。
2025年一発目として、kansouさんが推していた "「好き」を言語化する技術" を読んでみた。
三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』書評しました
— かんそう (@b_kansou) 2024年12月26日
これから文章書こうって人間はマジで一回読むことをオススメします
「10年前の自分に平手打ちをして、この本が溶けるまで読ませたい」大人気ブロガーが後悔するほど激しく納得した『「好き」を言語化する技術』とは https://t.co/Bm6yK5mGlq
Xの話から入っているこの記事でそれをいうか?という感じもあるが、三宅さんは
誰にも邪魔されない自分だけの感情の大切さ
を強く書いていた。
SNSをやっていると、いくらでも他の感想や言語化が目に入ってくる。無理矢理にでもそこから離れて自分だけの感情を組み立ててみること。これが何より重要。
自分だけの感情のメモさえあれば、どこに出すか?に応じて整えていくだけ。
稚拙でもいいから一度完成させること、完成させたものをより伝わる形に磨いていくこと…自分を褒めたりもしながら発信にたどり着くまでを丁寧に教えてくれる。
ドラマや映画、アニメを見ている人は本当に多いけれど、その感想をSNSにポストしている人というのはかなり限られていると聞いたことがある。
わたしは人の心を動かすような素晴らしい文章が書けるわけではないけど、自分が好きだなって思ったことを記録に残せるぐらいの、すごく低い低いハードルでXの発信を続けていきたい。
その先に、また新しい好きが必ず見つけられるはずだから。