肉体を持つ AI と生きる時代を想像してみる


最近ChatGPTにプログラミングを教えてもらいました。
かんたんなスクレイピングで情報収集・整理する方法です。

日本語で聞いたらすぐにコードと何を意味しているかの説明文を返してくれます。

少し使っていれば、ChatGPTは聞き方が大事というのがよくわかります。
よくわかっていない私がプログラミングについて質問するより、わかっていて手順を言語化してもらうプログラマの方がより上手く使いこなすことができるんです。

日々ChatGPTをはじめとする生成AIの話題が盛り上がる昨今ですが、AIが人間と変わらぬ姿形をして生活する日常はいつ頃からやってくるんでしょう。


プライムビデオ+NHKオンデマンド

映像コンテンツのサブスクはAmazon Prime VideoとNetflixを使っています。
最近は俳優さん縛りでドラマや映画を片っ端からみたり、刑事モノのドラマを探したり…ハマりにハマってサブスク代のもとはとれたかなというくらいです。

Amazon Prime VideoはさらにアドオンでNHKオンデマンドやFODといったサービスが利用可能になります。
NHKオンデマンドでは、ねほりんぱほりん100カメといったお仕事観察・人間観察系の番組が面白く、定期的に利用していました。

今日紹介したいのは、そのNHKオンデマンドでみた2018年のスペシャルドラマです。

amzn.to

Amazon Prime Video

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マリオ~AIのゆくえ~

www2.nhk.or.jp

2018年に放送された、マリオ~AIのゆくえ~ 舞台は2023年。当時から5年後のまさに今年です。

一人の警察官が職務遂行中の事故で意識不明の重体になってしまうが、科学者の時枝は、警察内で採用されていた人工知能「マリオ」を脳に埋め込むという手術を独断で行ってしまう。それによって生まれた一人の男「マリオ」。マリオは時枝に「自由に生きろ」と命令を受け、ひそかに研究所から逃がされる…。

肉体を持ったAIがこのマリオです。
西島秀俊さんが演じるマリオに対して、田中哲司さん演じる時枝教授は、煩悩や合理的でない判断が人間だと教えます。

研究所から出てすぐに、マリオは時枝教授が離れて暮らす高校生の息子、至(いたる)と出会います。

マリオは自由とは何か、人間とは何かを、至との交流を通じて学んでいきます。
人間を観察すること、至から教えてもらうこと、ひとつひとつが変化のきっかけです。
膨大な情報にアクセスできるマリオの成長速度は、近頃の生成AIの変化スピードに似たものを感じました。

最初はどう思う?と聞かれても意志がなかった、わからなかったマリオが、次第に感情を理解していくような、そんな描写に引きこまれました。

マリオと至の最後の判断に胸がギュッとなります。
そういえばこんな気持ちになったコンテンツが他にもあったなって…

Detroit: Become Human

Detroit: Become Humanは、2018年にPS4専用ソフトとして発売されたオープンシナリオ・アドベンチャーです。

物語の舞台は2038年。AI技術とロボット工学の発達により、アンドロイド産業で栄えたアメリカ・デトロイト。
サイバーライフ社が人間そっくりのアンドロイドを開発・流通させたことで、過酷な労働をはじめ、人間に可能な作業の多くをアンドロイドが肩代わりするようになっており、経済発展の一方で失業率は増大している。

サイバーライフ社のアンドロイドたちが少しずつ変わっていく様子
アンドロイドと関わっている人間たちの様子
肉体を持ったAIが当たり前の時代を考えさせられました。


弟者さんのプレイ動画は映画を見ているように引き込まれて一気に見てしまいました。

youtu.be


また、最近では精神科医の名越康文さんとプレイする動画も更新されています。
名越さんはこのゲームの中の人間やアンドロイドを注意深く観察して、どんな性格か、どんな精神状況かを言語化してくれます。

考えさせられるストーリーにさらに深みが増して面白くみることができます。

youtu.be



マリオ~AIのゆくえ~ と Detroit: Become Human はどちらも2018年の作品です。
今見るからこそ、アンドロイドという存在がよりリアルに感じられます。



冒頭のイラストはLINEでかんたんにイラストが生成できる「AIイラストくん」に作ってもらいました。
儚げな表情をしたスーツの男性です。

ChatGPTをはじめとする生成AIは、これからの私たちの生活をどう変えてくれるんでしょうね。

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